観察日記(2000年7月) 

2000.08.01更新
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2000年 7月20日(木曜日)

仕事帰りに夏の昆虫
 仕事の帰り道、道路に黒い物体が落ちているのを確認、拾い上げてみると小振りなカブトムシだった、夏の夜街灯の下に来ると良く落ちていたものだが最近は少なくなってしまった。
 自宅階段にはアブラゼミが落ちていた、拾い上げると羽ばたいて飛んで行ってしまった、そう言えばアブラゼミの鳴声をまだ聞いていないな?

2000年7月21日(金曜日)

ミヤマウズラの開花はまだか?
 深代にミヤマウズラの生息地が有る、花期7月〜8月と言うことなので時々見に行っているがなかなか咲かない、今日もまだ蕾だ待ち遠しい。
 谷津田の小道にはフクロウの羽根が落ちていました、マイコアカネも少し色づいてきました、シだの上ではマメコガネが交尾も真っ最中、谷津田の豊かな自然がいつまでも残ると良いな。

2000年7月22日(土曜日)

市原市広報の撮影に同行
 梅ヶ瀬渓谷の自然を紹介するためトンボ池の仲間の岡さんとAM5時に集合、出きればトンボの羽化を見られればと思ったが、残念ながら見られず、オオルリ、サンコウチョウ、ウグイスの声を聞きながら川を遡る。
 水辺ではホトケドジョウ、ヤマアカガエル、タゴガエル、カジカガエル、サワガニ、コオニヤンマが見られ、草地ではヤマユリ、ウバユリ、ホタルブクロ、ダイコンソウコクランニホントカゲの産卵間近な姿(お尻から玉子が出そう)が見られ、上空にはサシバの飛翔、オニヤンマの乱舞、タカネトンボの飛翔が見られました。
 1回の撮影で梅ヶ瀬渓谷の自然を紹介するのは難しいと思うが、貴重な動植物が豊富に存在するこの地を知ってもらい大切にしなければと思う気持ちが伝わればと思う

2000年7月29日(土曜日)

トンボ池主催の観察会でタマムシ発見
 今日は朝からの晴天で気温が急上昇30度を超える暑さとなった。
 駐車場脇の草地にアブラゼミが止まってるのを発見、ソーッと近づいたが様子が変、良く見るとカマキリが絡み付いていた、可愛そうだったがカマキリにもいきる権利があるのでそのままにして離れる。
 トンボ池は相変わらずトンボか少ないが珍しく流水生のトンボ「コオニヤンマ」が現れた、また夜行性のアオスジカミキリも初確認した。
 移動後高滝では鮮やかな金属光沢のタマムシの撮影にも成功した、暑い中の観察会だったが実りの多い一日だった。

2000.07.26更新
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2000年 7月15日(土曜日)

クワガタ現る
 夜勤で勤務中同僚が出社してきてクワガタが正門にいましたと持ってきてくれた、ノコギリクワガタでした、もう夏本番です。
 

2000年 7月16日(日曜日)

唐上堰にコフキトンボが飛び始める
 夜勤帰りにいつものコースで帰宅、椎津新田ではウマゴヤシ?シロオビトリノフンダマシ(クモの仲間)ヒメジャノメが見られました。
 唐上堰はオオヤマトンボ、コシアキトンボが水面をパトロールしています、ミクリの葉にはコフキトンボが静止、草地ではアオモンイトトンボが静止していました。
 有秋台近くの水田の土手にはオニユリが咲いていました、コオニユリでなかったのが残念。
 

2000年 7月18日(火曜日)

養老渓谷の自然に抱かれて
 サンコウチョウはもう巣立ってしまい主を失った巣だけが残っていました、情報によると先週には巣立っていたと言うことです、幸いにも巣立ち後の親子をほんの一瞬ですが見ることが出来た、また来年も帰ってこいよ!と声をかけておきました。
 ザリガニのいない小さな池にはサンショウモとタヌキモが見られました、モノサシトンボも飛び交っています。
 崖にはイワタバコがピークを迎えピンク色の花が咲き誇っています、せせらぎの中ではハグロトンボが静止しコオニヤンマがパトロールしカジカガエルが美しい声を聞かせてくれました。
 ここでは良く見るツチガエル、ヤマアカガエル()のほかにタゴガエル()も見ることが出来ました(初確認)、ヤマアカガエルとタゴガエルは良く似ているので腹の部分で見分けます。
 岩場ではなかなかお目にかからないマムシに遭遇しました、写真を撮るために追い掛け回していたらガラガラヘビのように尻尾を小刻みに振っていました興味深い行動です。
 マムシは毒蛇として恐れられていますが身体が小振りで動作も遅く獰猛さは微塵も感じさせません、でも噛まれると命に係わりますくれぐれも注意しましょう!。
 草地にはヨツスジハナカミキリ子供のヤマカガシ、刈り取られてしまったツチアケビ、ナツエビネらしき蕾が見られました。
 帰りには栢橋の谷津田でノカンゾウの群生地を発見しかしここはひょっとしたら袖ヶ浦かも?。
 来るたびに何かしら新しい発見がある養老渓谷、真夏日の熱さの中も苦にならないのは不思議、ナツエビネ?の花を早く見たい!。
 

2000.07.13更新
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2000年 7月 6日(木曜日)

鶴舞の里山
 有秋台では少ない野草を鶴舞で見ることが出来る、ウツボグサカセンソウヒメヤブラン等、その他トラノオも咲いていました。
 水田では白いオタマジャクシを見かけました。
 昆虫ではナツアカネが増えてきています、クロコノマチョウジャノメチョウも見られました。

2000年 7月 9日(日曜日)

台風の爪の後
 椎津川の中流(有秋台の近く)は毎年のように増水し氾濫する、昨日も台風3号の影響で増水した、ガードレールに絡み付いているゴミは道路を水が流れたことを物語る、。
 また以前道路に亀裂が入っていて危ないなと思っていたら、案の定通行不能になってしまった、原因は対岸のマダケが水の浸食により崩れ川を塞ぐようになっていて、川の流れが変えられ道路下の崖を侵食し崩れたものと思われる。
 ここは中学生の通学路にもなっているので早く復旧工事をして欲しい。

2000年 7月10日(月曜日)

ヤマユリ咲き始めました
 上高根の残土処分場予定地では今年もヤマユリが咲きました、ヤマユリも園芸用として人気が高く最近は民家の庭先で見るほうが多く自然の中で見られることを楽しみにしている私としては残念です。
 奥の小さな池ではキイトトンボ(オスメス)、ショウジョウトンボ、ノシメトンボ、ナツアカネ、ヒメウラナミジャノメナナフシ?が見られました、植物ではスイレン、浮き草、珍しいタヌキモも見られました、タヌキモに付いては絶滅が心配なのでザリガニのいないきれいな涌き水の有る所へ移植しておきました、増えてくれるといいのですが?。 
 午後はイワタバコの花を見に養老渓谷へ、まだ少し早いようですが小さなピンクの花が咲いていました、今週末辺りが見頃かもしれない、渓谷沿いにはクサアジサイが白やピンクの花を咲かせ始めています。
 一休みしているとウラギンシジミが私の手の甲に止まり長いストローを伸ばし何かを吸っているようでした、30℃を越す熱さでかいた汗を吸っているのか?。
 また養老渓谷にはザトウムシが非常に多く、いたるところで見ることが出きる、足は8本クモにそっくりですがクモとはまったく違う種類だそうです。昆虫類は頭、胸、腹に分かれ、クモ類は頭胸、腹と2つに分かれ、ザトウムシは頭胸腹が分かれておらず一つになっています。
 身体は5mmぐらいと小さいのですが、足が非常に長く20cmを越えるものもいます。
 この時期トンボも種類が増えて、モノサシトンボが羽化、交尾産卵が見られます、日本最大のオニヤンマも高い空を乱舞する姿を見られるようになりました。
 涌き水の有る湿地ではモートンイトトンボ(オスメス)が見られました、私は初確認です。

2000.07.06更新
 
 
 
 
 

 

2000年 7月 1日(土曜日)

ミドリシジミはどこにいる?
 チョウ収集家である義兄弟のH氏に案内していただきミドリシジミを目近で見ることが出来た、時期的にはもう遅いがクロミドリシジミ、これから飛び始めるムラサキシジミなども見られました。
 トンボではマユタテアカネも姿を見せてくれた、ノシメトンボはどんどん増えてきています。
 ここでも珍しい赤い色の毛虫を見かけた、何の幼虫なのかな?。
 草地にはタカトウダイ?ヤブカンゾウなどの夏の野草が見られるようになりました。